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自然に近づけていく農法(栽培法)
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生命のあふれる農園、緑がいっぱいの畑をつくる。(豊かな生態系を築く)
「草生栽培」、土がむき出しの状態はあまりよくない。
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肥料ではなく、土の生命力(土壌の養分循環)によって育てる。
植物の根が張り、微生物が豊富で、ふかふかの柔らかい土にする。
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生物の多様性が保たれていて、虫たちもバランス良く共存している。
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なるべく土を耕さないようにする。(耕すときは粗く耕し、空気を通し、水はけをよくする程度。)
土の中の生態系を崩さないようにする。(土は生きている)
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幅広のしっかりとした畝を立てて、水はけを良くする。畑を踏み固めない。
一度立てた畝は崩さず、修復しながら再利用する。
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必要最小限の有機肥料を使用する。→ 土がふかふかに肥えてくるまでのあいだ
(微生物の働きが活発になる、米糠・菜種油粕などを使用)
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クローバーや大豆などのマメ科植物を植え、根粒菌の窒素固定作用を活用する。
コンパニオンプランツを組み合わせて、害虫や病気を防ぐ。
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除草は根を残し、刈り取った草は畝の上において「草マルチ」とする。採光と通気性を確保する。
苗と株周りは成長の妨げにならないように(競争に負けないように)引き抜いて除草する。
基本的に「畑でとれたものは畑に返す」ということ。
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適地適作、旬(季節)を外さない。
なるべく自然のものを活用して、設備や資材にお金をかけない。畑に無駄なものはない。
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土壌成分と生物相が偏らないように、多品種を輪作していくことを心がける。
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F1交配種の種を使わず、固定種の「伝統野菜」を栽培し、自家採種する。