初夏の岩湧山2009

2009年5月9日
大阪府南部、河内長野にある岩湧山へ登ってみた。以前から、一度は俊邦をつれて行ってみたいと思っていた山である。

六甲や生駒、金剛山に比べると、ロープウェイやドライブウェイも通っていなくて、人の出入りが少なく、まだ素朴で、豊かな自然が残されている山である。
標高897.7m山頂には広大なカヤの群生があり、そこからの眺望はさえぎるものがなく絶景といえる。

山腹の岩湧寺あたりは「岩湧の森」と呼ばれ、樹齢100年を超える杉の大木群も見られる。「四季彩館」というビジターセンターがあり、ハイカーに情報を提供している。小さなキャンプ場があり、駐車場もある。
四季彩館のある「岩湧の森」までは、車で登れる。道は狭く、人は少ない。

岩が湧くという名のごとく、登りは急であるが、さまざまなコースが準備されているので、登る人に合わせて選べばいい。

俊君は、登りは家族向けの「いわわきの道」を通り、ダイヤモンドトレイルに出て、尾根道をたどりながら山頂に出た。家族向けとはいいながら、延々と登り坂が続き、汗をびっしょりかいた。
俊君は頑張ってついてきてくれた。今日は男どおし、父と子で登っている。途中、いろんな草花が見られ、自然を体感できた。

山頂付近は、写真にあるとおり、枯れたススキが残っており、見晴らしがよく。陽射しがまぶしくて、風が吹くと爽快な気分になった。

お昼は高原でシートを敷いて、おにぎり。
こういった場所で食べると、なにを食べてもおいしい。疲れた顔をしていた俊君もいっぺんに表情が明るくなった。

山頂をぐるりと散歩してから、帰路に着いた。
帰りは、ダイトレから、「きゅうざかの道」をとった。雨や雪の時は足元が心配だが、今日は大丈夫。子どもはスリルのあるほうが好きで、岩場も難なく、降りていった。
ハイキングも慣れてきているせいか、足取りもしっかりしていて、安心して見ていられる。

下りは膝にダメージが来やすいので、ペースを落として、休憩をはさみながら歩く。
明るい森の中で、明るい笑顔!

林道との合流点からは、「いにしえの道」を歩き、谷沿いの幽玄な雰囲気のある石畳を歩く。「長寿水」の水場を過ぎれば、駐車場になる。

お疲れ様でした。