成人式

俊邦、20歳になりました。

何も変わりはありません。20歳がなんなのかも(本人)はわかりません。
でも朝からおおあわてでスーツを着ました。ネクタイもしめました。
引きちぎったり、脱いだりせずに着てくれました。奇跡的!
(これが最後の機会かもしれません。後は自分たちの葬式かな?)

支援学校の「芙蓉会」が用意してくれた式典では、みんなに注目されニコニコしていました。
花束やプレゼントをもらいました。
美味しいお弁当も食べました。お酒はちょろっと舐めました。

親は、「あ〜20年たったんだなぁ」としみじみ。
いろいろあったけど「なんとか生きてきたな」
「ちょっとは幸せな、楽しいこともあったし、こんなもんで良かったと許してくれるかな・・・」
この先も、親がくたびれるまで、こんな感じかな。
しばし、放心状態でボーッとしました。

とにかく、スーツを着てくれたことはうれしかった。
(買いに行くのは大変でした。袖を通すのも採寸も難しかったです。)
でも、なにもかも全てがよかった「成人式」でした。
みんなにお祝いしてもらって、俊邦よかったね。みんなに支えられていたんだね。

「おめでとう!俊邦」、そして「みなさん、支援して下さり有難うございました。」

2017.1.22

  


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