. Agriculture Books

農園に関する本です
主に自然農と自然栽培を学んでいます

「有機自給菜園」
金子美登 著  家の光協会

有機栽培のカリスマ的存在の金子さんが書かれている本です。マンガ風にイラストで分かりやすく書かれていて、初心者にもおすすめです。内容はさすがに金子さん、豊富な経験から有機栽培のコツを上手に伝授してくださいます。
また、食料やエネルギーの自給、地球温暖化や生物多様性の保全など、環境問題に対する答えにも繋がるような考え方がおり込まれています。地元の小川町では地域自給をめざし、新しいコミュニティへの挑戦もされています。

「有機農業みんなの疑問」
舘野廣幸 著  筑波書房

目から鱗が落ちていくように、今まであいまいだった「有機農業」に関する疑問が溶けてゆきます。
「有機」の意味は、いのちのしくみであり、「有機農業」は、いのちの働きによっていのちを生み出す農業ということ。歴史的な変遷や哲学についてまで述べられ、田中正造や宮沢賢治の名前まで出てきます。自然農法とのつながりもわかります。スッキリしたい人はぜひ読むべきだと思います。

「不耕起栽培のすすめ」
涌井義郎 著  家の光協会

ひじょうによく整理されていて、「不耕起栽培」のポイントを理解し、身につけるのに最適です。
まず、有機栽培を始めるなら、ここからスタートすればいいと感じました。とても実践的ですし、具体的な手順が分かります。なぜ不耕起なのか?その意味が分かりますから、全く耕してはいけないのかとか、肥料は使えないのかと変に不安になったり、神経質になることが無くなりました。やっていることの意味がわかれば自信がつきます。

「菌ちゃん野菜をつくろうよ!」
あんず ゆき 著  佼成出版社

“生ゴミ先生”吉田俊道さんが、小学生に教える「菌ちゃん野菜」の作り方の本。
土の中に棲む「菌ちゃん」の働きにより、元気で健康的な、栄養たっぷりな野菜ができる。生ごみを使った堆肥づくりや微生物の働き、おなか畑のことなど、「食と農」についての授業をしてくださいます。

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「自然農・栽培の手順」
鏡山悦子 著 川口由一 監修  南方新社

『自然農』とは、自然なる生命の法則に添い任せる農です。
耕さず、肥料・農薬を使わず、草や虫を敵としないのが基本です。肥料で野菜を育てるのではなく、土で生命を育みます。土の中や菜園全体の生態系を大切にし、生命あふれる場所にするのです。そうすれば自然と野菜は育ち、病気も少なく、草や虫たちとのバランスも取れてゆきます。
この本は、自然農の手順を分かりやすく、丁寧に多数のイラストとともに書かれています。自然農のテキストとしては最適です。

「はじめての自然農で野菜づくり」
川口由一 監修  学研

自然農の畑づくりは、「生命の楽園」づくり。労力も、お金もかけず、無理しないでちゃんと収穫できる。
川口さんが赤目自然農塾で教えてこられた、自然農の基本を分かりやすく解説しています。緑がいっぱいで、伸び伸びと作業していて、皆さん楽しそうです。ほんと『楽園』という感じがします。

「自然農にいのち宿りて」
川口由一 著  創森社

川口さんの「自然農」について、74年間の思索の集大成となるような本です。
“自然”という言葉は、自(おの)ずから然(しか)らしむる、ということを示しています。いのちに添い応じ従い、いのちに任せます。自然農はいのちの農であります。
自然農の背景にある世界観や哲学、芸術、人の生き方などが語られています。この本を読みながら、畑の中でゆっくりと思索にふけるのもいいのではないでしょうか。

「自然農」
川口由一 著  GAKKEN

美しい自然と自然農の畑の写真をたくさんに盛り込んだ、川口さんの自然農教室の完全版です。
1.耕さない 2.農薬・肥料を持ち込まない 3.草や虫を敵にしない、という「自然農三原則」をわかりやすく解説。「いのちの営み」にひたすら沿う自然農は、この世界に何ら問題を招かず、永続可能な農のありかたです。生きていること、自分の存在そのものが喜びになる、自然農の哲学を教えてくれます。



「リンゴが教えてくれたこと」
木村秋則 著  日経プレミアシリーズ

「奇跡のリンゴ」で一躍有名になられた木村秋則さんですが、その木村さんが当時を振り返って、絶対不可能だと言われていたリンゴの無農薬・無肥料栽培を成功するまでの歩みを、ご自身の手で書き記された本です。「自然には何一つ無駄なものがない。私は自然が喜ぶようにお世話しているだけです。」という謙虚な姿勢が心に残ります。
リンゴができるまでの様々なエピソードも学ぶところが多いです。

「土の学校」
木村秋則 著  幻冬舎

自然栽培が可能になる秘密は「土」にあるようです。
木村さんにとっては土こそが学校であり、校舎のある学校の何十倍も大切なことを畑の中で学んだと言います。この本は「土」に焦点を合わせて、そこに生きる生命の働きの不思議と、自然栽培との関係を解き明かしてゆきます。

「タネが危ない」
野口勲 著  日本経済新聞出版社

ほとんどのF1種は「雄性不稔」という花粉のできない突然変異の個体から作られている。
ミトコンドリアに異常のある野菜を我々は毎日食している。この事実を一体どれだけの人が知っているだろう。読んでいると恐ろしくなるような本だ。
自家採種が行われると種屋は儲からない。しかし、野口さんは種屋でありながら昔ながらの固定種にこだわり、自家採種することを勧め、伝統野菜を守り育てようとされている。ここには生命にかかわる大切なことが書かれている。

「緑の哲学」 自然農法 一反百姓のすすめ
福岡正信 著  春秋社

一反百姓は、農業源流の姿。一家族の生命をささえる糧を得るには、一反あればよい。「無為」の生き方・・・ただ無心に、大地を耕してさえおけばよかった。
福岡正信氏は自然農法の創始者。人智人為を捨て、自然に従って、何もしないのを最後の目標とする。農耕は自然の中で神に仕える、奉仕の仕事と説き、「国民皆農」を主張された。



「ご当地ふるさと野菜の育て方」
金子美登 著 野口勲 監修  成美堂出版

現代では、種苗会社の交配の技術が進歩し、F1という一代限りの交配種が席巻しています。でも本当は、「適地適作」その地に古くから植えられてきた伝統野菜が一番おいしく、安心で、体にも良いのです。
大阪にも「なにわの伝統野菜」と呼ばれている、勝間南京や田辺大根、水茄子や泉州黄玉葱などがあります。これらの野菜を自家採種しながら、自然に近い形で育ててみたくて、この本を買いました。

「ぐうたら農法 病害虫がなくなる土の育て方」
西村和雄 著  学研

有機・無農薬の家庭菜園雑誌「野菜だより」の特集版です。
西村さんはとても面白いおじさんですが、京都大学の農学博士でもあります。「ぐうたら農法」と言われていますが、しっかりとした理論と実践に裏打ちされた内容であり、それでいて“のんびり”できる農法です。不耕起・草生栽培でふかふかの健康な土を育てる方法を教えてくださいます。

「イェンスの畑のある週末」
コロニヘーブ  竢o版社

イェンスさんの教える北欧スタイルの家庭菜園。デンマークでは多くの人が週末に、「コロニヘーブ」と呼ばれる小屋付きの菜園で過ごします。景色のいい自然豊かな場所で自由に野菜を作り、手作りの石釜でピザを焼いたり、仲間との交流を楽しんだりします。以前テレビで放映され、メンバーさんに見せたら大変好評で。「僕たちもあんなことをしてみたい」と、夢が大きく広がってゆきました。

「畑仕事の十二ヵ月」
久保田豊和 著  家の光協会

古くから日本の農家で培われてきた、季節ごとの農作業の知恵。
旧暦に基づき、「百姓伝記」などをひも解きながら、現代の野菜作りにも役立つ内容となっています。農書の記述や詩人の言葉なども出てきて、詩情豊かな、のんびりと畑に出かけたくなるような一冊です。



「地中生命の驚異」
デイヴィッド・W・ウォルフ 著  青土社

裏庭に出て、雑草の根のあたりの土を二本の指先でつまみ上げてみよう。10億に近い生物個体、ことによると1万種ほどの微生物を手にしていることになるだろう。その大部分はまだ名前もなく、分類も理解もされていない。
我々は、土壌微生物の九九パーセントについて無知も同然なのである。
冒頭からびっくりするような内容で、終始おもしろく、土の中の世界へ引き込まれていくような書物である。

「沈黙の春」
レイチェル・カーソン 著  新潮文庫

1962年、半世紀以上前に発表された。言わずと知れたレイチェル・カーソンの名著「沈黙の春」。
DDTをはじめとする化学薬品の危険性を訴え、環境活動の先駆者となった。いまでも世界中の多くの人々に読まれ、影響を与え続けている。
アメリカでは、春が来ても自然は黙りこくっている。そんな町や村がいっぱいある・・・といった書き出し。
健全な植物、動物社会が成り立つ鍵は「多様性の維持」ということなのだと、もうその時代から言われている。

「複合汚染」
有吉佐和子 著  新潮文庫

1974年朝日新聞に連載された小説。ストーリーのはじめは市川房江の選挙応援のような流れだが、すぐに農薬や化学肥料、除草剤などの話しになる。10年前から300冊以上の専門書を読破し構想を練った。多数の化学物質により複合的に汚染され、食物を通して人体に蓄積され、子孫にも影響が及ぶかもしれない、という恐ろしい内容。小説を超えた環境問題に対する告発エッセイに近い。よくこの文章を新聞に載せれたものだと思う。その後、読者の中に「有機農業」への関心が高まってゆく。化学物質による汚染の実態を知りたい人はこの本をどうぞ・・・

「市民皆農」
山下惣一・中島 正 著  創森社

日本を代表する“百姓おやじ”山下惣一さん・中島正さんの書簡のやり取りによる、「痛快」な対談集です。
食の安全は、農薬・化学肥料がなくても成り立つ自然循環型の「小農」によってのみもたらされる。これからは、農業回帰、皆農の時代になる。自立した農民として生きることを目指す人たちには、どんな形態であれ不可欠なのが「農魂」である、と主張されます。百姓スピリットが伝わってくる本です。

「13歳からの食と農」
関根佳恵 著  かもがわ出版

国連は「家族農業の10年」(2019〜2028年)を設定し、アグロエコロジーによるSDGs(持続可能な開発目標)を目指しています。「家族農業」がSDGsの鍵だと言います。貧困をなくし、飢餓をゼロにする、気候変動やエネルギーの問題、陸の豊かさ(多様性)にも大きな影響を与えます。
自然生態系を大切にする小規模なアグロエコロジーが重要なのです。そのことを13歳の子供にでも分かるように丁寧に教えてくれます。

農と福祉と環境を上手くつなぎわせてゆきましょう!
新しい世界が待っているかもしれませんよ・・・




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