「しあわせ農園」の新コンセプト
〜「愛」をもって、共に楽しく、共に幸せに生きる農園〜

幸せになる為の農園

しあわせ農園は、目的を大切にしています。
しあわせ農園は福祉農園です。福祉の目的は、「幸せ」になること。
だから、しあわせ農園は「幸福」を目的としています。
私一人だけでなく、人も自然もみんなが幸せになることです。

障害者の親が願うことは、生まれてきた我が子が、この子なりに「幸せに」なってほしいという、それだけです。(パール・バックの著書「母よ嘆くなかれ」にあるように)

これが、しあわせ農園のネーミングの由来です。

生命を大切にする農園(共生農園)

与えられた生命に、無駄なものは一つもありません。(草も虫も、人も・・・)
必ず役割があり、意味があります。その命を全うしてゆきましょう。(次の命につなげてゆく)
多様性の尊重は、障害の受容にもつながります。

草も木も、虫も鳥たちも、みんなが幸せにともに生きる農園。
舞台となる、空も海も大地も、畑も汗を流す人々も、すべてが美しい。

生命は、「一つの輪」のように、つながり合い、支え合って生きています。
私たちが目指すのは、「共生」。人と自然が仲良く暮らす世界です。
答えは、「自然」の中にあります。

「土から出たものは土に還す」という有機栽培の原則を守りながら、できるだけ自然の生態系に近い、生命の循環の中で野菜を育てます。
自然に寄り添う農業 → 「生態系農業」を行います。

土は生態系の基盤になるものです。「土」を大切にし、多様性とバランスを重視します。
多様性とバランスは、健康に繋がります。(農薬と化学肥料は使いません)

愛のある農園

「愛」が、命を与え、幸福をもたらす。

自然界の生き物はみな「利他的」であり、つながり合って生態系を築き、一つに調和している。その中心(根本)には愛がある。

美しい地球、一つに調和する自然界、共生する生き物たち、これらのことから推察すると宇宙の根本(本質)にあるものは「愛」だと考えられます。愛がなければ一つになれない。幸せになれない。

人も野菜も心のつながりによって生かされています。優しく声掛けをしましょう。

福祉の世界で、インクルージョンという言葉があり、「参加」することが大切とされますが、参加した場所でともに楽しめなくては意味がありません。いるだけではダメなのです。
また、「共生」することが重要視されますが、ただ生きているだけでなく、共に幸せに生きなくてはなりません。だから、私のモットーは「共に楽しく・共に幸せに・・・」です。

生命の繋がり(生態系)をもたらす、一つに調和する、みんなが幸せになる、それは「愛」があるからです。「愛のある農園」を築いてゆきましょう。

「愛」をもって、共に楽しく、共に幸せに・・・

人と地球の健康

畑は、生態系(eco-system・エコシステム)を学ぶのに一番の場所。
本当のエコとは、「生命の法則」に沿った生き方をするということです。

人と地球は一体です。
私たちは「土」から離れて生きてゆくことはできません。
人は自然の一部であり、生態系の中で生かされています。
「自然」には、外に広がる自然(環境)と、自分の内にある自然(腸内環境)の二つがあります。どちらも「土」を大切にすることによって守られてゆきます。多様性とバランスが大事なのです。

私たちは「地球」という大きな命の中で生きています。
Planetary Health(プラネタリーヘルス)という考え方にもとづき、人と地球の健康を目指し、畑の中でそれを実践してゆきます。

しあわせ農園は、「自然共生農園」です。
私たちは、生態系(生命のつながり)と心のつながり、そして「愛」を大切にします。
自然の中に「愛」を感じながら、喜びと感謝の思いを分かち合うことができますように。

「ありがとう」と、感謝の祈りを捧げましょう。

2023.6.3


※「いただきます」「ごちそうさまでした」はありがとうの意味です。

自然は「多様なもの」であり、人も多様です。畑は真っ白なキャンパスのようなもので、心の写し鏡のようです。方法論は同じでも、その人の個性が顕れます。だから畑もいろいろです。みんな違っていて、それでいいのです。(マニュアル通りにはいきません)