自然共生農園とは

① 自然を生かす
「自然生態系」に沿った栽培を行う(生態系栽培)。生命のつながりを大切にする。
自然に沿い、つながり支え合って生きる「生命の法則」に従い、自然の営みにゆだねる。
自然によって生かされる。農業は自然の恵み、生態系サービス。
循環することにより生命を育む(循環農法)。生きる為には循環する。
生命のつながりから得られる一体感を尊重する。地球と一つになる。人と環境は一体。
自然がもつ「生命力」を発揮させる。自然の再生力を活用する、信じる。(再生農業)
人も自然の一部、自然を生かすことは人を生かすこと。
常に、(人間を含む)自然を生かす方法を考える。人と自然がハッピーに!
自然の中に溶け込むように暮らす。自然とともに活動する。

② 多様な生き物と共生する
「生物多様性」を重視する。草や虫を敵としない。畑(自然界)に不要なものはない。
植物の多様性(多品種栽培・輪作)、微生物の多様性、生き物の多様性を高める。
単一よりも、多様であることの方が健全である。
「草生栽培」、雑草をうまく活用する。畑を緑で覆う。
光合成を活発に行うことにより、炭素量を増やし、土に(養分として)還すことができる。
多様性とバランスが健康につながる。(腸内細菌の活性、人の健康、免疫力の強化)
愛情をもって育て、一つに繋がることにより、支え合う、ネットワークの力を生かすことができるようになる。

③ 土を育てる
植物の根と微生物の活性を促す。土を育成する。土中のカーボン(炭素量)を増やす。
土の表面をむき出しにしない。(草生栽培・草マルチ) 土を乾燥させない。
草や枯葉で覆うだけで、土の中の生き物は元気になる。当然、根も育ち野菜も元気になる。
土から出た物は土に還す。有機物を土に還す。刈り草や残渣を野草堆肥として土に戻す。
土壌の団粒化を進め、通気性と保水力を高める。生命を宿し、災害に強い土となる。
土は生態系の基盤であるし、生命の土台である。人は土と離れては生きられない。
健康な土から健康な命が生み出される。
緑を増やし光合成を促進 & 土中に炭素を貯留する → CO2の削減、地球温暖化対策

④ 不耕起栽培
基本、畑は不耕起。なるべく耕さない。土にダメージを与えない。土壌をかきまわさない。
土中の生態系を破壊しない。植物の根圏、微生物の共生圏を破壊しない。生命の営みを妨げない
土壌の団粒構造(生き物の棲家)を維持する → 生命を宿す「生きた土」となる。
土を育て、生物多様性を保つ、一番いい(有効な)手段は不耕起であるということ。
大型農耕機械で大地をかきまわしたことが間違い。最大級の自然破壊となった。

⑤ 無農薬・無化学肥料
農薬は生き物を殺す薬。自然を破壊し、人々から健康を奪い、地球環境を害する。
土を殺し(土中の生物多様性の喪失)、腸内細菌を殺し、人を病や障害、死に追いやる。
化学肥料は、健全な養分循環を阻害し(バランスを失い)、大地から生命力を奪い取ってしまう。
有毒化学物質や環境ホルモンは、自閉症(発達障害)や「現代病」を引き起こす一因である。
農薬・化学肥料は人にも野菜にも土にも地球にも害を与え、いいところ無し。
薬をもって殺すのではなく、命を与え、生かし育てる農業にする。
有機野菜を食べることによって、農業を変え、環境を変え、健康を取り戻す。

以上、思いつくままに書いた、5つの内容を実践する農園を、私は「自然共生農園」と呼んでいる。
各項目、共通する内容もあり、繋がりもある。また、書き尽くしていない点もあろう。
ただ、大まかに意図するところを汲んでいただければと思う。
実践においては、他にもいろんなアイデアや手法があるだろう。どんどん工夫して頂ければいい。
規模を拡大したり、効率良く、美味しく、収益を上げる為には、それ相応のやり方があるだろう。本質を間違わなければいいのである。答えは自然の中にある。自然から学び、「自由」であることが大事だ。
細かい規則や方法論は多すぎない方がいい。自由に行う感覚。自然と向き合う「感性」の方が大切なのだから。何も考えずとも、畑に行けば勝手に体が動いていくようなものである。

我々の永遠のヒーロー、ブルースリー先生が言われるように “Don’t think. Feel!” である。
どう感じるかは、人によって千差万別なのだから、自然農園の結果も個性的なものになる。マイ・オリジナル・ファーム、“私の楽園”を築けばいい。日々新鮮に、新しいものを感じ、発見と感動、新しい試み、想いを形にしてゆければいい。畑の中はインスピレーションでいっぱいだ。多くの生命と”共生“することによって得られる喜びがある。

私たちの目指すところは、きっと同じなのだから。幸せを願わない人はどこにもいないはずである。
そのための一つの方策が「自然共生農園」=「しあわせ農園」なのである。

2022.8.27 俊邦父




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