コース選びのポイント

1. 子供の体力と、持続力に合わせます。(喜んで余裕をもって歩ける距離)

6歳の俊くんは、エントリー・コース。2〜3時間、距離にして3〜4kmくらいです。(片道1時間、2km)標高差は300mくらいを目安にしています。

2. 近場の山・・・気軽に、何回でも訪れることができるように。

週末の余暇活動として、定着させるなら、行きやすい場所がいい。

3. 目的地(ゴール)がはっきりとわかる山・・・達成感が得られるように。

どこが目的地かわからない、だらだらと続く平坦な道より、山頂のはっきりした山の方がめりはりがあっていい。努力する過程があり、目的地に着いた時の達成感がある。これが大切なのです。

4. 展望が良い山・・・山登りの爽快感をえられるように。

汗を流して苦労して登った後に、 風が吹き抜ける見晴しのいい山頂に立つと、それまでの疲れが吹き飛んで、すがすがしい気持ちになる。山に来てよかったと思う瞬間です。

5. 道が明瞭で、危険のない山(わかりやすいコース)

標識がキチンと立てられていて、歩きやすいハイキング道が整備されている、危険のないコース。(コースの下調べはキチンと行う。ガイドブックだけでなく、正確な地図を準備し、歩行距離、時間、標高差などを調べておく。)

6. 利用できる交通機関は、何でも利用する。

我家は車ででかけることが多いですが、電車やバス、ケーブルやロープウェイなど、あるものは有効に利用する。なるべく高度をかせいで、楽をして登る。(おいしいところだけを持っていく。ごめんなさい。)少しでも長く、自然の素晴らしさを体験させるためです。(時間のロスを減らす)

7. 混雑を避けて、ゆったりとしたハイキング。

人気スポットへは、ピーク時を避けて、オフ・シーズンに登る。(ロープウェイの前で行列したり、数珠つなぎでのハイキングは避けたい。)基本的には穴場ねらい。

8. 下り坂には気をつける。

コースを選ぶ際、岩場やすべりやすい急坂は、なるべく登りの時に通るようにする。
子供は危険がよくわからないので、下りで急に走りだしたりすることがある。初めのうちは、必ず手をつないでゆっくりと歩くようにしましょう。

9. 水場と草原(自然に親しむ)

ぜいたくを言えば、お弁当を広げることのできる芝生の広場があり、安心して走り回ることのできる草原、水遊びのできる清流があるところ。 木々や草花が美しく、自然に親しむことができる場所。

10. 山は生きている。

山には山の神様、森には森の妖精、水には水の霊。(?)もちろん草木や鳥や魚や昆虫にも生命があります。山は生命の宝庫です。
それらのものと接し、語り合っていると、知らず知らずのうちに心身が育まれていくのです。「生命あるものに接すると、生命が育まれる。」(ほんとかどうかは知りませんが、私の持論です。)まるで、アルプスの少女「ハイジ」みたいですね。←???何を言いたいのかよくわからない。

昔の人は、奥深い山や岩場を「霊場」として尊び、修験道のお坊さんは修行にはげみました。山に入るとなぜか霊性が高まるのです。自然(森羅万象)は神様からのメッセージなのですね。

ようするに、山登りですがすがしい気持ちになり、心がしっかりとすればいいなあ〜という話でした。


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