天気予報では、今日は曇り、午後から回復してゆく様子でしたので出発いたしました。
「のざきまい〜りィ〜ハぁ〜♪」と鼻歌まじりに野崎観音に向かい、車を止めて、いざ、飯盛山へ!(ご飯を盛ったように、丸いから飯盛山)本堂の左脇からハイキング道が始まります。最近、コースが整備されたのか、とても綺麗な木馬道で案内標識もいきとどいています。15分くらい歩くと「みはらし台」があり、そこから飯盛山の姿と大阪の街並が見渡せます。その後、野外センター方向へ道をとり、しめった土を踏みながら静かな森の道を歩いてゆきます。時々、小川のせせらぎが聞こえ、自然の音に癒される思いがしました。
30分くらい歩いた頃からでしょうか・・・雨がぽつぽつ降り始めました。そのうち止むだろうと思いましたが、どうやら本降りになってきたようです。今日はあいにくの雨のハイキングとなってしまいました。「これもまた、いい思い出になるだろうと。」と気持ちを立て直しながら、いけるところまで行くことにしました。俊くんは、雨でもへっちゃらで、いつものように手を繋いでニコニコしながら歩いています。
辻の新池から野外センターの辺りは改修工事をしていて、来年あたりは良い行楽地になることと思います。出発してから約2時間、最後の登りを上がり切って、飯盛山の山頂に到着いたしました。あたりは真っ白・・・でも、晴れていれば大阪平野を見わたすことのできる「眺望の山」です。山頂には展望台と、楠木正行(四条畷の戦いで活躍した人)の像があります。
下りは、四条畷方面へ向かう新登山道をとりました。ところどころ急な下りもありますが、しっかりとした木組みの階段がついていますので、雨の日でも大丈夫でした。(でも、気をつけて歩きましょう)春になると、この山は、桜でいっぱいになる「桜の名所」としても有名です。登山道は、さながら桜のトンネルのようになります。1時間くらいで四条畷神社につきました。
今日は雨、都会に隣接したわずか300m程度の小さな山なのに、あたりは真っ白で麓のほうは見えず、雲の上を歩いているような気分を味わえました。ところが、四条畷に近付いてきた時、とつぜん雲の下から「まいど〜お馴染みの♪」と、ちり紙交換の車の音が聞こえてきて、私たちは現実へと引き戻されてゆきました。