俊くんと山へ行こう!vol.2

■ 甲山 ▲309.2m

神呪寺(かんのうじ)〜甲山〜甲山青年の家〜甲山森林公園・・・・歩行:約1時間

【コース案内&ハイキング日誌】

2003年2月8日、曇り。

 西宮駅から車で甲山大師道を北上し、10時30分 神呪寺に着く。ここからが今日の山歩きだ。
甲山は標高309m、登山口からはわずか100mくらい(標高差)の登りしかない、すぐに着いてしまうような小さな山です。でも、お椀を伏せたような、まん丸で可愛らしい形がどこから見ても美しい。(武具の甲に似ているから甲山)甲山と書かれた赤い鳥居を二つくぐってさっそく山道へ。コースはほとんどが木階段で、手すりまで着いている。単調だがすぐに着くのでせっせと登ります。しだいに汗をかいてきますが、やがて空が開けてきて、山頂に到着。わずか15分でした。
山頂は丸るい広場になっていて、展望は良く、六甲の山並がまじかに見れます。見下ろせば西宮の市街が、オモチャのように小さく見えます。お弁当を開いて、しばらくはそこでくつろぎました。俊くんが走り回るのにちょうどいい広さで、彼はあちらこちらを散策(?)していました。

 下りは少し急な階段になりますが、甲山青年の家の方角へ下りました。(ひざの弱い子や、雨の日などは神呪寺の方へ引き返したほうがいいかもしれません。)、ぴょんぴょん飛び跳ねるように、階段を下りていきました。途中、2カ所ほど山肌のむき出した滑りやすいところがあります。(俊くんはそのスリルがたまらないのか、大喜び。)青年の家の前を通る舗装路をわたれば、山麓にひろがる甲山森林公園に入れます。

 甲山森林公園は、広々とした敷地に緑がいっぱい。森林浴にはもってこいです。中央にあるシンボルゾーンには、傘型の噴水と愛の像があり、背景の甲山と調和してとってもビューティフルです。彫刻の道をぬけ、花時計の横を通って、みどり橋をわたりますと正面玄関になります。そこから車道にそってもと来た神呪寺にもどります。(車道は狭く歩道がついていませんので、歩く時は車に気をつけましょう。駐車場は神呪寺前と、公園の横に2カ所あります。)
甲山森林公園はけっこう広くて、そこだけでもお散歩コースとして、半日くらい過ごせそうな場所です。近くには北山緑地公園もあり、仁川ピクニックセンターもありで、組み合わせによっていろんなバリエーションを楽しむことが出来そうです。

神呪寺に登山口があります
山頂でバンザ〜イ!
甲山森林公園

■ 河内飯盛山 ▲314.3m

野崎観音・慈眼寺〜みはらし台〜辻の新池〜飯盛山〜四条畷神社・・・・歩行:約3時間

【コース案内&ハイキング日誌】

2003年2月11日、曇りのち雨。

 天気予報では、今日は曇り、午後から回復してゆく様子でしたので出発いたしました。
「のざきまい〜りィ〜ハぁ〜♪」と鼻歌まじりに野崎観音に向かい、車を止めて、いざ、飯盛山へ!(ご飯を盛ったように、丸いから飯盛山)本堂の左脇からハイキング道が始まります。最近、コースが整備されたのか、とても綺麗な木馬道で案内標識もいきとどいています。15分くらい歩くと「みはらし台」があり、そこから飯盛山の姿と大阪の街並が見渡せます。その後、野外センター方向へ道をとり、しめった土を踏みながら静かな森の道を歩いてゆきます。時々、小川のせせらぎが聞こえ、自然の音に癒される思いがしました。

30分くらい歩いた頃からでしょうか・・・雨がぽつぽつ降り始めました。そのうち止むだろうと思いましたが、どうやら本降りになってきたようです。今日はあいにくの雨のハイキングとなってしまいました。「これもまた、いい思い出になるだろうと。」と気持ちを立て直しながら、いけるところまで行くことにしました。俊くんは、雨でもへっちゃらで、いつものように手を繋いでニコニコしながら歩いています。
辻の新池から野外センターの辺りは改修工事をしていて、来年あたりは良い行楽地になることと思います。出発してから約2時間、最後の登りを上がり切って、飯盛山の山頂に到着いたしました。あたりは真っ白・・・でも、晴れていれば大阪平野を見わたすことのできる「眺望の山」です。山頂には展望台と、楠木正行(四条畷の戦いで活躍した人)の像があります。

 下りは、四条畷方面へ向かう新登山道をとりました。ところどころ急な下りもありますが、しっかりとした木組みの階段がついていますので、雨の日でも大丈夫でした。(でも、気をつけて歩きましょう)春になると、この山は、桜でいっぱいになる「桜の名所」としても有名です。登山道は、さながら桜のトンネルのようになります。1時間くらいで四条畷神社につきました。

今日は雨、都会に隣接したわずか300m程度の小さな山なのに、あたりは真っ白で麓のほうは見えず、雲の上を歩いているような気分を味わえました。ところが、四条畷に近付いてきた時、とつぜん雲の下から「まいど〜お馴染みの♪」と、ちり紙交換の車の音が聞こえてきて、私たちは現実へと引き戻されてゆきました。

石塔の前でポーズ
山頂の展望台と楠木正行の像
雨の山頂

■ 寺山 ▲293.6m

国分病院〜十字路〜寺山(往復)・・・・歩行:約1時間半

【コース案内&ハイキング日誌】

2003年2月15日、晴れ。

「寺山」は、西名阪自動車道の柏原インターで降りるとすぐ右側にある山で、古市山とも言い、ちょうど大阪教育大学の裏山にあたる、300m足らずの小さな山です。人の出入りが少なく、ハイキング道はあまり整備されてませんが、そのぶん自然な山道を楽しむことができます。
電車だと、近鉄の大阪教育大前駅でおり、すぐそばにある国分病院の裏手にまわり、駐車場の横にある道を入る。「ちろりん村」の標識にしたがって歩き、「柏原ひだまりの郷」という老人施設の右脇にある小さなゲイト通って登山道に入ります。(この最初の入口が間違いやすい)小川に沿って森林の中を歩いてゆきます。道は一人がやっと通れるような細い道で、シダや熊笹がうっそうと茂っています。30分くらい歩くとようやく明るい尾根道に出て、十字路に着きます。少し休憩をとりましょう。(ここは教育大の裏山にあたるので、キャンパスから威勢のいい学生たちのクラブ活動の声が聞こえたりします。)左は教育大、右は国分池、まん中の寺山行きの道をとります。
さあ、ここからが本格的な登り、岩場などがでてきて面白くなってきます。山頂付近になるといっぺんに視界が開け、見晴しがよく、鉢伏山や国分池、ぶどう畑などがよく見えます。大きな看板に似た無線反射板があるところを過ぎて、少し行けば寺山293.5mの2等三角点があります。山頂まで約1時間の行程でした。

下りは、そのまま来た道を引き返します。30分で国分病院まで戻ることができました。

森の中を歩く
寺山三角点にて
山頂付近から鉢伏山を見る


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