永楽池〜西ハイキングコース〜小屋谷山〜雨山〜成合・・・約4km、歩行時間:約3時間
【コース案内&ハイキング日誌】
2003年 6月21日、晴れ。
梅雨の中休み、二週間ぶりにスカッと晴れた週末です。
今日は、私の大好きな泉南の山へ。「奥山雨山自然公園」の中にある西ハイキングコースから、小屋谷山、雨山へと登り、成合へと抜ける、魅力たっぷりの山上周遊コースに向かいました。
永楽池の手前にある駐車場に車を止め、数メートル行くとすぐ右手に西ハイキングコースの登山口があります。いきなり本格的な山道(このお手軽さが、なんとも言えない魅力の一つです)。道幅は狭く急ですが、このあたりの山はまだ自然林がたくさん残されていて、松やコナラ、カシなどの美林が多く、同じ緑でも、葉の種類によって色とりどりで、変化があり歩いていて飽きることがありません。しばらく行くと見晴しのよい尾根道となり、岩場も多くなります。俊くんが四つん這いになって、全身を使いながらよじ登るのにちょうどいい、俊くんのトレーニング・フィールドといった感じの道がつづきます。ただ、ヤセ尾根ですので道幅が狭く、両側はすとーんと落ちた崖になっていますので、障害児の場合しっかりとした保護者がついて手を引いていなくては危険です。
小屋谷山から雨山へとつづく尾根道は、まるでミニ・アルプスのようでスリル満点です。展望台はなくとも、眺望は道のどこからでも楽しむことができ、次々にパノラマのように展開されていく山々の風景にうっとりします。汗をびっしょりかきながらも、気分は爽快!
気がつけば永楽池を出てから2時間近くたっていて、3kmは歩いています。途中、 小屋谷山付近で少し休憩は取り、ゆっくりゆっくり歩いているのですが、登りで俊くんがこれだけつづけて歩いたのは初めてです。たいしたものです。雨山に着いた時、おもいっきり褒めてやりました。
雨山には南北朝時代の城跡が残されていて、近くに土丸という出城もあります。山頂付近は「住民の森」と呼ばれる広場があって、涼しい木陰にシートを広げて、お弁当をとることができました。あたりはとても静かで、こんなに良いところなのに人の気配がありません。(やっぱ、穴場ですね)
下りは、大阪体育大学のある成合方面に下りました。登りとはまったくちがった雰囲気で、道は太くしっかりとしていて、木組みの階段が付いていたりするのですが、谷沿いの道でじめじめとした日陰です。まわりは杉の植林地帯となっています。森林浴にはいいコースですが、(多くの方はこちらから昇り下りされるのでしょう)やはり、雨山の魅力はなんといっても明るい尾根道にあると思います。30分くらいして、ちょろちょろと流れる小川のせせらぎが聞こえてくると、阪和自動車道の高架が見えて来て、車道に出ると右折し、500mほど歩くと出発点の、駐車場に帰ることができます。